世界自然紀行

日本、そして世界の植物をめぐる旅

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
ご無沙汰しております。
ずいぶんと更新をサボっておりました。。。
Facebookの方ではいろいろ投稿してたんですけどね。

昨年夏のオーストラリア行きはほぼ成功裏に終わり、オーストロバイレヤの花も撮れたし、トリメニアの花も撮れたし、なかなか充実した撮影旅行になりました。特定の花にここまで力を入れたことは今までなかったので、出発前の緊張感が大きかっただけでなく、達成感もまた大きかったです。

さて、そんなオーストラリアの報告を書かなきゃいけないところですが、久々の更新なので、どーんとデカイ話で行きましょう。

新しいカメラを買ってしまいました!…ほんと、「買ってしまった」って気分。ニコンのフルサイズ機、D800Eです。○○回ローンですが。。。

もともと僕自身、そんなにフルサイズ機に憧れは無かったんです。価格的な面はもちろんありますが、APS機ならではの機動力がフィールドでは強みになるんじゃないか、と。だからD300Sの完成度には十分満足していたし、まわりにフルサイズ機を使ってる人がいても気にしてなかった。

でも、いまの会社でD800を買うことになって、実際に仕事で使いだすと、やっぱりスゴイんですよね。。。レンズの性能も含めて、もう圧倒的な解像度。むしろ、これだけの解像度は通常の印刷用途では持て余すほどです。じゃあ…です。この解像度はどこで活きてくるのか? 緻密な風景写真を撮って、大伸ばしでプリントしたい人間…たぶん。つまり、自分にこそ必要なカメラなんじゃないの? いま取り組んでいるテーマ「花の来たみち」には気合を入れていきたいし、これはもう、買うしかないだろう! いつ買うの? 今でしょ!?(←旬のネタ入れてみた) そんな感じで購入に踏み切ったわけです。

いろいろとレンズ選びに頭を悩ませ、現物がやってきたのは数日前。

レンズはひとまず、

★AF-S 16-35mm F4.0
★AF-S 24-70mm F2.8

の二本立てでいくことにしました。ナノクリ小三元シリーズの広角ズームと、大三元のシリーズの標準ズームです。広角ズームに関しては、14-24mmの凄さを十分に理解した上で、やっぱりフィルターが使えないのは困るので、こっちにしました。望遠側は手持ちの70-300で勘弁してもらうことに。

そして本日、気になる写りの方をテストしてきました。

被写体は我が一身田町の誇る高田本山専修寺の御影堂。Avモードで撮影し、ライブビューで正面の丸瓦にピントを合わせました。現像はLightroom 4で、レンズプロファイル補正、シャープネス、ノイズリダクション等は一切かけてありません。若干アンダーですが、そのままにしてあります。それと、三脚がそれほど立派なものではないので、風によるカメラブレがあり得るかもしれません。まずは各レンズのF5.6における画像を、リンク先のフル解像度で御覧ください。

AF-S 24-70mm 2.8G / D800E
D800E + AF-S Nikkor 24-70mm f/2.8G ED


AF-S 16-35mm 4G / D800E
D800E + AF-S Nikkor 16-35mm f/4G ED VR


いやはや、あらためてすんごい解像度です。どちらも十分すぎる写りです。…が、もう少し細かく見てみましょう。いくつか気になるポイントがあります。

①16-35と24-70では重複している焦点域(24mm〜35mm)があるのですが、どっちを使ったほうが賢いのでしょう? そりゃまあ24-70だろうって気もしますが、一応は確認。

②画素ピッチの小さいD800は、小絞りボケ(回折現象)の影響が大きく出るようです。具体的にはF11あたりから解像度が落ち始めるとか。でも風景写真だとF16ぐらいまで絞り込みたいときもありますよね? はたして使い物になるんでしょうか? F16のサンプルがあまり見当たらない(みんな避けてるのか?)ので、これもチェック。

③さらに、小絞りボケの起きた写真を、シャープネス処理でどれくらい救済できるのか? これは現像の段階でのチェック。

④そして一番気になるのが、モアレ。僕は風景写真がメインの用途なので、たとえ僅かでも鮮鋭度で勝るD800Eを、あまり悩まず選びました。中判デジタルなんて、みんなローパスレスだし。でも、「モアレの心配の無いD800のほうがいい」という声もちらほら耳にします。実際のところ、どんなものでしょう?

まずは①と②を検証するため、28mmにおける画像の等倍切り出しを、絞り値の順に並べてみました。画像の中央付近に加えて、右端も掲載してあります。28mmという焦点距離を選んだのは、互いのレンズのズーム端を避けるため。画角の誤差が少しあります。

Nikkor 24-70 vs 16-35 comparison

やはり16-35で24-70に挑むのは厳しかったようです。。。16-35はF4.0スタートの分、開放からそこそこシャープかなと期待したのですが、中央付近でもかなり甘く、F8.0まで絞ってようやく24-70に追いつくような感じ。24-70はF4.0からキレキレですね。右端だとこれがさらに顕著。大三元の中では評価の低い24-70ですが、やっぱりすごい。右端を見る限り、色収差に関しては16-35のほうが押さえられているようですが、現像段階で色収差除去をかければこの差も消えます。

つづいて小絞りボケの影響。どちらのレンズも1段絞ったあたりから画質がぐっと良くなり始め、F5.6、F8.0あたりでピークを迎えます。小絞りボケの影響はF11から。でもまだ開放よりはキレてます。そしてF16、明らかに甘いです。開放と同じくらいかな。16-35は開放が甘い分、それよりはマシでしょうか。

24-70mm、F16で撮影したものに、軽くシャープネスをかけてみました。

Recovery test from diffraction

ふむふむ。F5.6やF8.0ほどクリアではありませんが、まあ使えなくはないんじゃないでしょうか。

気になるモアレです。24-70mm、F5.6の等倍切り出しです。

Moire

やっぱり出てます。棟瓦の積み重なっている部分にカラフルなグラデーションが。でも、試しに補正ブラシでなぞってみたら、そこそこ目立たなくなったし、そんなに恐れるものではないかも。それに、こんな面白い結果が出ました。

AF-S DX 10-24mm 3.5-4.5G / D300S

比較として撮影したD300S + DX 10-24mmの画像です。ほぼ同じ画角になる18mm、F5.6です。棟瓦の部分、しっかりモアレが出てませんか? しかもD800Eよりひどいように見えます。どこかにも書いてありましたが、ローパスレスだ!モアレだ!と神経質になりすぎているだけで、カメラとレンズの組み合わせによっては、ローパスありのカメラでもモアレは十分出るということなんでしょう。

では、まとめましょう。

16-35と24-70の重複する焦点域ですが、絞り込まずに使うなら、やっぱり24-70。でも広大な風景を絞り込んで撮影するなら、(回折の影響で)差は少なくなるので、どっちでもよし。手ぶれ補正の有無とか、ズーム域の違いとか、そのへんで判断することになりそうです。あくまで28mmの比較に基づいていますが。

小絞りボケの問題では、やっぱりF16の画質は悪い。でも、被写界深度が浅くてピント面がシャープなのと、パンフォーカスで小絞りボケが出ているのでは、まったく作品の意図が異なってくる。だから場面によっては使っていいと思う。

モアレは確かに出る。でも目くじら立てるほどのもんじゃない。気にし過ぎない。

以上、今さら感のあるファーストインプレッションで失礼いたしました。
スポンサーサイト












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://littlejourney.blog67.fc2.com/tb.php/355-884b01b7

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。